知と愛(ナルチスとゴルトムント)ヘルマン・ヘッセ著、高橋健二訳【本のレビュー】

知と愛(ヘルマン・ヘッセ)

互いに魅かれ合うナルチスとゴルトムント。美しい友情の物語

知と愛(ヘルマン・ヘッセ)

知と愛(新潮文庫)

ナルチスとゴルトムント。知と愛という相反する2人の性質の差を超えた美しい友情の物語。

 

ナルチスとゴルトムントは形は違えど、互いに永遠なもの・不変なものを求めていました。

そして、永遠なもの・変わらないものを求める道はひとつではないということを『知と愛(ナルチスとゴルトムント)』を通して知ることができました。

 

知と愛(ナルチスとゴルトムント) 名言

私はいつも学問を喜びとするでしょう。どうしてそれに変りがあるでしょう?しかし、学問が自分の唯一の領域であろうとは思いません。ひとりの人間の運命や使命を決定するのは、かならずしも願望ではなくて、他の、あらかじめ定められたものであるかもしれません

 

今はじめてわたしは、認識への道がどんなにたくさんあるかということを、精神の道は唯一の道ではなく、おそらく最上の道でもないことを悟った。精神の道はわたしの道だ、たしかに。わたしはその道にとどまるだろう。だが、君は反対の道で、感覚を通る道で、存在の秘密を、大多数の思索家がなしうると同様に深くとらえ、そしてずっとずっと生き生きと表現するのを、わたしは見る。

 

ぼくが死に興味を持っているのは、自分は母への途上にあるということが、いつも変らずぼくの信仰、あるいは夢であるからにすぎない。死は大きな幸福であるだろう。

 

知と愛(ナルチスとゴルトムント)のあらすじ

エロスなくして美の創造はありえない。しかし、エロスだけでは美は創造されない。
ヘッセの作品中、もっとも美しい作品として愛読され続ける一編。

精神の人になろうとして修道院に入った美少年ゴルトムントは、そこで出会った若い師ナルチスによって、自分は精神よりもむしろ芸術に奉仕すべき人間であることを教えられた。知を断念して愛に生きようと、愛欲と放浪の生活を送ったゴルトムントが辿り着いたのは。
人間のもっとも根源的な欲求である知と愛とが、反撥しあいながら互いに慕いあう姿を描いた、多彩な恋愛変奏曲ともいうべき作品。
(Amazonより引用)

 

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