短期的な利益の追求や感情に支配された狼狽売りは損になる
株式投資では悪材料や悪いニュースが出ると株価は下がり、良いニュースであれば株価は上がります。
でも本来は逆だと思います。
その企業を応援する気持ちがあって、その企業の立ち直りを信じることができていれば、悪材料が出て株価が下がれば絶好の買い場となります。
良いニュースで株価が上がった時は、持ち株の一部を利益確定し、次の暴落に備えて現金の保有率を上げる。
そういうリズムを掴みたいもの。
世の中の機関投資家が短期的な利益を追求し、個人投資家が悪材料で狼狽売りする限り、ファンダメンタルズ分析による長期投資は有利になります。
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KDDI(9433)の株価急落に見る長期投資の有効性
例を挙げましょう。
下記はKDDI(9433)の株価推移です。
2018年の11月頃に、株価が急落しているのが見て取れます。
これは菅官房長官の「携帯事業者は料金を4割下げることができる」との発言を受けて、NTTドコモが突如、料金体系を見直して携帯の利用料金を最大で4割ほど値下げすると発表したことによるもの。
NTTドコモのこの発表を受けて、KDDIやソフトバンクの株価も急落しました。
つまり、携帯の料金が下がることで、KDDIは利益を出すのが難しくなるのではないかと株主が考え、売られてしまったんですね。
しかしながら、KDDIは毎年増益していて、20年近く連続増配している優良企業なんです。
もしこの株価が急落した時、KDDIの実力を信じることができれば、絶好の買い場となります。
現に2018年11月2日の株価は2,410円ですが、2019年12月13日現在は3,218円と大きく値上がりしています。
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株価が下がった時が絶好の買い場
このように株価が下がった時は絶好の買いチャンスです。
ただし、株価が下がったらどんな株でも購入して良いというわけではないので、ファンダメンタルズ分析をし、その企業の将来性や「その企業は世の中になくてはならない会社だ」という気持ちが固まってから購入すると良いでしょう。
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