マンションの騒音 上の階がうるさい!引っ越しの際にはどんな部屋を選べばいいの?【お悩み相談 無料電話・オンラインカウンセリング・メール相談】

騒音に悩まされない間取り例

今回の内容は実際に私が悩んだことです。マンションの騒音・特に上の階の騒音に悩んだことのある方は多いのではないでしょうか?

今回は、騒音に悩んだ際にできる対策と、今後引っ越しする際に、どんな部屋を選べば良いのか、そして騒音に合わないために見るべきポイントなどをお話しできればと思います。

マンションの騒音 上の階がうるさい!引っ越しの際にはどんな部屋を選べばいいの?【YouTube動画で解説】

現在の家でたいした騒音対策はできない!それでも少しはマシになるかもしれない対策

上の階の人に手紙を出す

上の階の人が良い人であれば改善される可能性が少しはあります。「足音が響く」「風呂のお湯をバシャバシャする音がうるさい」など、具体的にお願いしてみると良いでしょう。

騒音対策は被害にあっている側ができる対策はほとんどありません。防音シートや防音カーテンなどのアイテムはほとんど役に立たないでしょう。

しかしながら、騒音を発している側が「厚めの絨毯を敷いてくれる」「音に対して気を遣ってくれる」ということになると、ほとんどの騒音は解消されます。

ただ、あまり期待はできないでしょう。
もともと、そういうことにこだわりが少ない方が上に居住しているため、騒音で苦しんでいるのです。

手紙を出しても、「うちは普通に生活しているだけなので」と言われるのが関の山だと思います。

なお、直接訪問することはトラブルになりかねませんので、上の階の方がどんな人か分からない場合は止めておいた方が良いと思います。

管理会社に言う

直接、手紙を出すことをしなくても、管理会社に連絡すれば、管理会社から、騒音元の上階の人に伝えてくれます。

ただし、これに関してもあまり期待できないでしょう。
上に書いた理由に加えて、管理会社にとっては、あなたも上の階の人もお客様ですので、強く伝えてくれる可能性は少ないと考えるべきです。

110番通報する(警察に言う)

意外に思われるかもしれませんが、騒音に対して110番通報すれば、警察はすぐに来て注意してくれます。

ただし、「警察が来る=上の階の人は迷惑行為をしている」ということですので、上の階の人が普通に生活して伝わってくる騒音については、警察に訴えることは難しいでしょう。

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たいした騒音対策はできない!引っ越ししましょう

上に、現在のお家でできる対策を3つ取り上げさせていただきましたが、私の経験上、どれもたいした効果はありません。また、市販の防音シートや遮音カーテンなども防音対策としては気休め程度で役に立ちませんので、思い切って引っ越ししましょう。

なぜ、私がここまで申すのかというと、マンションの騒音は、マンションの構造(材質)や間取り・床・壁・窓などが深く関わっているため、自分でできる対策がほとんどないからです。

マンションの騒音にはテレビの音や外の音などの空気伝播音と、足音やスイッチをパチパチするといった固体伝播音があります。

空気伝播音であれば、耳栓をすることである程度の対策はできます。

しかしながら、マンションの騒音で多いケースは固体伝播音になります。これは、壁や床を通して伝わってきますので、対策しにくいのです。

そのため、上の階の足音を防ぐことはどうやっても難しいので、引っ越しをおすすめします。
次の項目では、「どのようなところに引っ越せば、マンションの騒音に悩まされにくいか」というポイントをお話しします。

騒音に悩まされないために、見るべき6つのポイント

マンションの構造

マンションの構造には鉄筋コンクリート、鉄骨、木造と大きく分けて3種類ありますが、防音性の高いのは鉄筋コンクリートです。

ただし、鉄筋コンクリートというだけでは騒音対策としては充分ではなく、私が騒音被害にあったマンションも鉄筋コンクリートでした。

なので、まず第一に鉄筋コンクリートを選んでいただいて、その上で他のポイントも考慮していきましょう。

最上階角部屋を選ぶ

最上階角部屋であれば、上階の人がいません。また、角部屋であれば、隣に住んでいる人も1家庭です。
中層階中部屋を選んだ場合、上・下・両隣と4家庭に挟まれることになりますが、最上階角部屋であれば下と隣の2家庭のみです。

マンション騒音で一番トラブルになりやすい、上階に人がいないので、それだけでかなり安心感が高まると思います。

必ず最上階の角部屋を選びましょう。

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間取り

間取りは構造(RC・鉄骨・木造)よりも、もしかしたら騒音にとって大切ではないかと思っています。
騒音に悩まされない間取り例

上の画像は私の部屋の間取りです。(実際は左右反転しています)
私は最上階角部屋に住んでいるため、上階と洋室側(出窓のある側)には人は住んでいません。

隣と接しているのは、和室やお風呂側の壁になります。
このような間取りですと、万が一隣に騒がしい人がいたとしても、自分が洋室に居れば、和室がクッションになり、騒音に悩まされにくくなります。
もしできれば、このようにクッションとなる部屋のある間取りを選ぶと安心でしょう。

クローゼットがクッションになってくれているような間取り

一人暮らしなので1Rや1Kで充分という方は、クローゼットがクッションになってくれているような間取りを選ぶと良いでしょう。

騒音に悩まされない間取り例

再度私の部屋を例に挙げますが、隣と接している側の壁(和室)を叩いてみて下さい。その時に、高音の軽い音がすれば、その壁はGL壁になります。少し低くて詰まった感じの音がすれば、その壁はコンクリート壁になります。

隣と接している面の壁はコンクリート壁の物件を選びましょう。

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床と梁

床も騒音にとってとても大切だと思います。私が賃貸マンションを借りるにあたって、一番大事なのではと思うのは床です。

とは言っても、分譲マンションと違って賃貸マンションでは床のスラブ厚など公表してないので、なかなか分かりにくいですよね。

そこで、ひとつの目安としては、内見に行った際に、ドシドシかかと歩きしてみる・ジャンプしてみる、ということをしてみて下さい。

そこで、床が響いたりフワフワしている感じだと心もとないと思います。逆に響かずしっかりとしている感じの床の場合は合格です。

本当は、床にもいろいろあって、これだけでは100%ではないと思いますが、賃貸マンションでは二重床の物件も少ないですので、「響かずしっかりとしている感じの床」であれば差し当たり合格と言えます。

また、もうひとつのポイントは「梁」です。

大梁・小梁による下がり天井

梁とはマンションの天井にある出っ張りのことです。
梁には大梁と小梁の2種類あります。

大梁は建物全体を支える重要な構造部材で、住戸の四隅にある柱と柱をつなぐように設けられている。通常、大梁の上にコンクリートの床スラブ(上階の床スラブ)が乗るかたちになっており、戸境壁に沿った天井や、間口(スパン)に当たる共用廊下側やバルコニー側の天井に出っ張ることが多い。

 小梁は、コンクリートの床スラブの振動を抑え、遮音性を高めるために大梁の間に掛けられる。大梁よりは小さいが、室内の天井に出っ張ることがある。

このように梁には床の振動を抑えたり、遮音性を高めたりする効果があり、そして建物全体を支える意味合いもあるので、「梁が多い=構造がしっかりしている・遮音性に気を配っている」ということが言えそうです。

梁が目立つとデザイン的にスッキリしていなくて嫌だな、と思うかもしれませんが、騒音被害に合わないようにするために、梁がたくさんある物件を選ぶと良いと思います。
(近年のマンションは梁を隠すように工夫されているようですが、賃貸マンションではそこまでの配慮はされていないと思いますので、判断材料の1つとして梁はおすすめです)

私はこれを見逃していましたが、窓は防音のためにとても大切です。私は今のマンションを内見した際、窓が軽く、薄いことは分かっていました。

しかしながら、第一種低層地域(一戸建てが立ち並ぶエリア)ということもあり、窓くらいいいや、と考えていました。

しかしながら、住んでみると、外界の音が嫌というほど入ってきますので(しかも出窓まであるため、本当によく音が入ってきます)、窓というのは重要だなと思いました。

窓をどのように見ればよいかというと、まず重いことです。その次に窓を指で挟んだ際に隙間ができていることが大切です。隙間ができていれば、その窓はシングルではなくダブルサッシだと思いますので、防音性は良くなります。

私も窓はこだわっておけば良かったと後悔していますが、構造や間取り・床(梁)・壁・最上階角部屋を選ぶことなどよりは重要度は低いと考えています。

その理由は外界が静かなところであればそもそも問題ないことと、私の家のように外から音がたくさん入ってしまう場合でも、耳栓をするなどで対策できるからです。

また、どうしても気になるようなら、DIYで二重窓にすることもできそうです。
(私も検討しています)

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最後に

マンション騒音を防ぐためには、そもそもグレードの高い分譲マンションにする・一戸建てにするなどの選択もありますが、本記事では私のようにそこまで資金的な余裕のない方に向けて、あまりお金がかからなくて、安心して住める賃貸マンションの選び方を紹介しました。

是非、皆様の参考になると嬉しいです。

お悩みのある方は是非お問い合わせください

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お力になれる範囲で回答させていただければと思います。

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