お金持ちになるには
アステーヤ(不盗)を実践しよう
お金の悩みってなかなか尽きないですよね?お金で悩んだとき、「お金持ちになりたい」と思ったことのある人も多いのではないでしょうか。
では、どうすればお金持ちになれるのでしょうか?たくさん働く?それとも投資で稼ぐ?
いろいろな稼ぎ方があると思いますが、ヨガの考え方はいたってシンプル。
その答えはアステーヤ(盗まない)を実践することです。
アステーヤの実践によって世の中の富が自然と周りに集まってくるとパタンジャリの『ヨーガスートラ』には書かれています。
盗まないだけならとても簡単に思えますが、これって実は難しいことなんです。
ヨガで言うアステーヤとは一般的な盗まないということだけではありません。
例えば私達は呼吸しています。これは自然から酸素を盗んでいるってことになるんです。究極的には生きていること=盗んでいることになってしまいます。
ではどうすれば良いのでしょう?それは人のためになることをする、ということです。
アステーヤ(不盗)のためには他人のためになることをしましょう
生きている限り盗まないということはできません。例えば呼吸して、食べて、そうやって生かしてもらっている。それは盗んでいるということです。でも、人のためになることをしたり、人のために生きれば、アステーヤの実践ができていることになります。
実際に経験して、得たものを他人と分かち合えば盗んだことにはならない
アステーヤは難しいという別の例を挙げましょう。私は今、アステーヤの実践によってお金持ちになるっていうことを書きました。でも私自身はアステーヤを実践してお金持ちになったわけではありません。
また、アステーヤというヨガの考え方自体もパタンジャリの『ヨーガスートラ』を読んで理解しました。
これも人の考えを盗んでいるということになります。しかしながら、私がアステーヤの実践を続けて、実際にお金持ちになり、経験として実感する。そして得たものを他人のために使うなら、これは盗んだことにならないんですね。
パタンジャリからヒントを得て、自分で悟る。そして得たものを他人と分かち合う。
それがアステーヤの実践です。簡単ではありませんが、アステーヤを実践していきましょう。
ヨガに興味のある方には『インテグラル・ヨーガ』(パタンジャリの『ヨーガスートラ』)が、とてもおすすめです。私もこの本を何度も読み実践し、挫折と挑戦を繰り返しています。
この本の中で特に、八支則のヨーガのヤマ(禁戒)は是非読んでいただきたいと思います。
瞑想に興味のある人には、ヴィヴェーカーナンダ氏の『ラージャ・ヨーガ』がとてもおすすめです。
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