婚活(恋愛)という幻想(化かし合い)から結婚の本質を探る

報われない婚活も時間とお金の無駄ではない

これまでに、数々の仮マッチング・本マッチング、そしてご成婚が発生しました。
そしてこれからも発生すると思います。

その一方、仮マッチングや本マッチングに至らなかったご紹介、ご成婚に至らなかった本マッチングも数多くございます。

これからも報われない婚活の方が多いでしょう。

結婚相談所にお金を払った。女性にたくさんご馳走した。かわいい自分でいるために化粧やファッションを頑張った。ダイエットした。

でも、成婚には至らなかった。
また振り出しになってしまった・・・。

これらは、お金と時間の無駄だったのでしょうか?
私はそうは思いません。

経験を積んだことで結婚に対する自分の気持ちがはっきりする

なぜなら、それらの経験によって、ご自身が結婚に対して何を求めているのか、そして結婚に対してどう向き合っているのかはっきりすると思うからです。

婚活(恋愛)では自分をよく見せる必要があります。そして、相手もご自分をよく見せています。
その一方、結婚は日常です。
婚活(恋愛)は幻想、そして結婚は本質です。

そのため、幻想(化かし合い)の婚活であっても自分と相手の本質を探る必要があります。

婚活は化かし合い(幻想)の側面もあるが、それも必要

婚活は自分をよく見せるので、化かし合いだという話をしました。「化かし合い」というと悪いことのようですがそうではありません。
なぜなら、よく見せるという化かし合いがなければ、恋愛に発展しないからです。

結婚するには、そのエンジンとなる「恋愛感情=相手のことが好き」という感情が必要です。

恋愛感情は相手のことを実物よりもよく見える現象だと思います。そして、恋愛感情を相手に持ってもらうために、自分をよく見せることが必要なのです。

男性が婚活女性に対して求めているポイント

第一に若さ、第二に健康

婚活男性はまず第一に若い女性を求めています。
その次に健康な女性を求めています。

これは通常の出会いと結婚相談所での出会いの大きな違いだと感じています。
結婚相談所に入会なさっている男性のほとんどが、将来的に子供が欲しいと思っていることから、35歳以下の女性に対してニーズが集中します。

第一に年齢、第二に健康的かどうか、となりますが、この2つは女性側がコントロールすることはなかなかできません。

なので、婚活女性としてはそれ以外で頑張るしかありません。

第3は金銭感覚

男性が求めている第3は金銭感覚だと思っています。婚活女性は「金銭感覚のバランスが良い」女性だと思われる必要があります。

婚活女性の金銭感覚を男性はどのように見ているか?

ご馳走した時のバランス感覚

婚活女性は男性からご馳走になることもあると思います。
その場合は、今後この男性とは会いたくないと思った場合には、ご自分を守るためにも自分の分は出すべきです。

しかしながら、この男性とまた会いたい、素敵だなと感じた場合は、喜んでご馳走になって下さい。
自分の分を出すつもりで財布を出す、払うつもりで出す、それでも男性がご馳走してくれた場合は、喜んでご馳走になって下さい。
恐縮するのではなく、笑顔でご馳走になることが大切です。

しかしながら、ご馳走になりっ放しはよくありません。男性もそのあたりのバランスは見ています。

男性からご馳走になったら、次に行くカフェ代は2人分払う、次回デートの際にお菓子を持っていくなど、バランス感覚の良い女性だということをアピールすることが大切です。

収入と支出のバランス

お付き合いしていると、お互いに聞かずともだいたいの収入は分かるものです。
この女性は月収が20万くらいだなと、交際している男性には分かるものです。

給料からすると家賃が高い、持ち物が高級、化粧品や美容代が高い、お金のかかる趣味やコレクションがある。

給料から見て、支出が多そうだなと思われてしまうと金銭感覚の乏しい女性だと思われてしまいます。

ご自身の収入の範囲内で少し貯金できるくらいの余裕のある支出にするように心がけていきましょう。

贅沢な女性は結婚相手に選ばれない

贅沢な女性は結婚相手として男性からは選ばれにくいです。
ここがモテてきた女性にはあまり理解されないところです。

一流企業のスマートな男性と付き合ってきた、年収5,000万円の経営者と付き合ってきたなどの経験があると、そのような男性たちからエスコートされることに慣れてしまいます。
そして、それらの方々と比較すると身近にいる婚活男性がとても物足りない存在に思えてきます。

これは、モテてきた婚活女性の悲劇と言えるでしょう。
なぜなら、モテてきた婚活女性は交際相手としては良くても、結婚相手としてはモテなかったからです。

恋愛においてモテていても、プロポーズされたことのない女性は、ご自身の態度を改める必要があります。

あなたがモテてきたのは、あなたが若くてかわいくて性的な対象として魅力的だからモテてきただけで、結婚相手としてモテてきたわけではありません。

なぜ恋愛でモテても結婚相手としては需要がなかったのでしょう?

それはたぶん、あなたが贅沢な女性だからです。
贅沢な女性は結婚相手としてはモテません。

お付き合いするくらいであれば、たまにご馳走すれば良いだけなので、そこまで男性の負担にはなりません。

しかしながら、結婚となると、場合によってはあなたの生活全てを男性が支える必要があります。毎日贅沢なあなたを満足させるように男性が支えないといけないとしたら、それは男性にとって大きな負担でしょう。

だからあなたは結婚相手として選ばれなかったのです。
収入と支出のバランスのとれた、金銭感覚の良い女性を目指していきましょう。

贅沢はいけないが、女性には華やかさも必要

贅沢な女性だとは思われてはいけませんが、女性には華も必要です。
それは男性に対して恋愛感情を抱かせるために必要だからです。

贅沢ではいけないですが、しみったれていてみすぼらしい感じでもいけないのです。
これはなかなか難しいと思う方も多いと思います。

ポイントは表情と身だしなみ、言葉遣いです。

高級なものを身に付けていなくても、豪華な部屋に住んでいなくても、表情が明るかったり、姿勢が良かったり、言葉遣いがきれいな女性には華やかさを男性は感じるものです。

贅沢ではないけれど、華のある女性を目指していきましょう。

女性が婚活男性を見るポイント

その人が良い人かどうかで判断しましょう。でもそれはとても難しいことです

女性を見るポイントと比較して、女性が婚活男性を見るポイントはとても難しいと思います。
「その男性が良い人かどうか」を判断できれば良いのですが、それがとても難しいからです。

恋愛においてモテてこなかった男性を判断するのは簡単だと思います。なぜなら、あまり演技しないので、その男性のありのままを見れば良いからです。

しかしながら、モテる男性の人間性を判断するのはとても難しいです。

恋愛においてモテてきた男性は、「女性が何を好んで何を嫌うか」を熟知しています。

  • 清潔感がある
  • 女性の話を良く聞く
  • 交際している女性を褒める
  • 気遣いができる
  • 言葉遣いや食べ方がきれい
  • 否定しない
  • 共感する
  • 店員さんへの態度が丁寧
  • 女性のエスコートがスマート
  • ご馳走・プレゼントする

このような、女性が好むような立ち振る舞いを自然にとることができます。
演技ではありません。長年そのように振る舞っているからこそ、自然にできてしまうのです。

しかしながら、このようなことが自然とできたからといって、それはその男性の人間性とは一切関係がありません。
その理由は、上記のような女性から好まれる態度は、男性が恋愛経験の中から自然と身に付けた立ち振る舞いに過ぎないからです。

女性は、このような上辺の態度ではなく、婚活男性の本当の人間性を掴む必要があります。

婚活男性がピンチの状況・損をする状況の際、どのような態度をとるか見る

恋愛経験の豊富な男性は女性に対して優しいものです。
そして、それと同様に立場の弱い方や友達・親兄弟に対しても優しいです。

それでも、モテる男性のその態度は、過去の恋愛経験から身に付けたものですので、信用するのは禁物です。

そうしますと、その男性の本質を判断するのがとても難しいものです。
スマートなハイスぺック男性が実はモラハラ夫だったというのはよく聞く話です。
あなたはそのような男性に引っかかってはいけません。

モラハラ夫は、女性が好む態度・嫌う態度などお見通しのため、結婚するまでは本性を見せないでしょう。

しかしながら、そのような男性は、自分の損得に対してはとても敏感な場合が多いです。

お付き合いしている男性・意中の男性がピンチの時(例えば会社が倒産したなど)や男性の損になる時(例えば交際している女性の親が病気になってお金が必要など)に、どのような態度をとるか観察することによって、その男性の本質を見極めるようにしましょう。

男性の年収に対する考え方

婚活女性の中には、男性の年収に一定以上の水準を求める方がいますが、年収に対しても注意が必要だと思っています。

なぜなら年収は水物だからです。

若い方の中には年収はその方の頑張りや才能・能力で決まると思っている方もいますが実際はそうではありません。

所属している会社や業界によって給料はおおむね決まってきます。
例えば、営業職を例にとってみましょう。

介護業界で営業の仕事をしている30歳男性のAさんの年収が350万円だった。
IT関連企業で営業の仕事をしている30歳男性のBさんの年収は550万円だった。

ざっくり言えばこんな感じなのです。
同じ営業の仕事の場合でも、所属している業界によって年収は大きく異なります。

一般的には多くの人を相手にするレバレッジのきくような仕事(マスコミ、IT系など)やお金持ちを相手にする仕事(保険・不動産など)は給料が高く、お金のあまりない人を相手にする職業(介護や保育など)は給料が低くなっています。

そのため、30歳のAさんが営業として介護業界からIT業界に転職するだけで年収は200万円UPする。そんなことが簡単に起こるのです。

年収は能力や才能ではなく、所属している業界で決まる要素が大きいので水物と言えるでしょう。

年配の男性の場合には年収で判断されても仕方のない部分はありますが、40歳以下の男性を判断する際には、年収ではなく、その男性が仕事に対して誠実に向き合っているか、楽しそうに働いているか、周りの人に感謝する気持ちがあるかなど、仕事に対するスタンスや人間性で判断した方が確実と言えるでしょう。

婚活(恋愛)は幻想(化かし合い)の要素もありますが、結婚においてはその人の本質を見ましょう

女性は金銭感覚、男性は人間性が大切

これまで見てきたように、女性を見る場合には金銭感覚を見ることが大切です。
また、男性を見る場合には、年収や上辺のスマートさにとらわれず、その男性の人間性を見ることが大切です。

婚活は恋愛との関連が深いのでトキメキも必要ですが、結婚は日常生活です。
意中の異性と結婚して飾らない自分で居たときに、長く一緒にやっていくことができるかどうか、という視点で婚活をしてみることをおすすめします。

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いかがでしたでしょうか。

婚活(恋愛)にはトキメキも大切ですが、結婚は生活です。ご自身が自然体で居れるようなお相手が見つかれば素敵ですね。

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